アラビア文字に魅せられて30年、日本の女性アラビア書家の第一人者。直線と曲線、躍動と静謐が織りなす不思議な世界に惹かれ、ダマスカスへ留学し書家の門を叩く。モスクや建物の装飾文字、書き方や道具の紹介など、アラビア語書道の世界へ誘います。
子供の頃、サウジアラビアの国旗の文字の美しさにひかれて、アラビア語を学ぶ、のちにシリアの書家のもとへ、弟子入りされました。宗教の違う佐川さんを受け入れたくれたことに 感謝しているとおっしゃっております。もともとアラビア文字は、音の文化であった。コーランの言葉を書き取り集大成したときに、文字が確立されました。
葦ペンから流れるような文字は、モスクなどの壁面を飾る。書体の紹介や、実際に書いてもらい、アラビア文化の世界にひたっていただきます。

書を3歳より始め、書家として活躍しながら、トルコ、モンゴル、ミャンマーなどアジア各国を訪ね、子ども達とワークショップを開くなど、アジア諸国との交流を行っておられます。また、書と日本の伝統芸術を融合した世界を内外に発表する活動を行っておられます。
現在では、ヨーロッパ、アジアでの国際的な展示会やイベントに参加、活動を広げています。特に、スリランカなど、アジアの子供たちに書道を教える活動を行ない、書道用具一式持参で、毎年アジアの国々に向かわれます。スタジオでも、床にパフォーマンスとして書を書いていただきます。